特許第四四六一九號 「觸媒保持物」 大正九年出願はアメリカ企業が権利者

古い触媒特許

特許データベースJ-PlatPatで以下の検索条件でヒットする一番古い特許を調べてみた。

テーマコード:4G169(触媒)
検索式:AA01+AA02+AA03
出願日:〜19200101(1920年1月1日より前)

検索式の内容としては、発明の主眼となっているのが触媒担体か、非担持触媒か、担持触媒か。

J-PlatPatのリンクは当ブログホームページのサイドバーに表示している。

興味のある方は、ご自身で検索されてみることをお勧めする。

(J-PlatPatの使い方は、改めて紹介する予定です)

担体とは

担体とは、触媒として働く物を有効に使うための載せもの。

うまく例えられればいいのだが。

例えば、アイドルグループのアリーナツアーのライブで、アイドルグループのメンバーが一人一人分かれて乗っている移動式のステージのような。

メンバーが分かれて会場内に散るので、たくさんいるファンの、より多くの人たちと触れ合えるようにする、みたいな。

いや、かえって誤解されるかもしれないが。

まあ、担体とは、そんなもの。

で、ヒットしたのが以下の出願だった。

特許第四四六一九號 「觸媒保持物」 

発明の名称が「触媒保持物」。

明細書を読むと、この保持物とは、上で苦しみながら説明した担体に相当。

対象となる触媒反応は有機化合物の酸化。

発熱反応であることが推測できる。

発熱反応に必要な予防措置としての発明

発熱反応の場合、熱の処理がうまくいかず、局所的に熱がたまってしまうと、最悪反応装置の爆発事故などにつながってしまう。

それを避けるために、熱伝導性のよい保持物(担体)を使う、ということ。

その熱伝導性のよい保持物は、金属アルミニウム。

金属アルミニウムの担体だと、触媒を詰めているところでは熱の分散が速やかに起こって、熱だまりが生じにくくなる。

そういう発明。

この特許の発明者と権利人のこと

発明者と出願人(権利者)はいずれもアメリカ国籍。

あまり深い意味はないけど、「さすがだな」と思う。


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