焼き魚の煙や匂いを消すのも触媒:ロースターのここに触媒が使われている

日常生活の中で働く触媒

日常生活の中でも活躍する触媒

家庭の台所でも触媒は使われています。

ガスコンロについているグリルや、専用のロースターなどで魚を焼くと、その中では煙が発生しています。

その煙をそのまま外に廃棄すると、ご近所に魚を焼いている匂いが拡散し、猫がそわそわし始めたりします。

昔、魚焼き用の金網を使った経験がある方は、状況がお分かりかと。

それが、最近は、煙が出ないだけではなく、匂いもほとんどしません。

触媒が煙と匂いを分解しているからです。

ロースターで使われている触媒を調べる方法

JPlatPatの検索画面で、以下の検索式で検索してみます。

特許・実用新案検索画面で、文献種別を国内だけにします。

検索キーワードの検索項目の一つ目を「FI」にして、「A47J37/06」を入力。

このFIは「ロースターやグリルなどの加熱調理器具」に関する出願に付与されるコードです。

次の検索項目を「全文」にして「触媒」を入力。

その次の検索項目を「全文」にして「ロースター」を入力します。

入力後に、画面下部にある「検索」ボタンを押す。

と、200件程度の案件がヒットします。

一覧表示から、それぞれの案件の出願内容が確認できます。

ちなみに、上の検索を「論理式入力」画面で入力する場合は以下のようになります。

A47J37/06*(触媒*ロースター)/TX

ヒット件数は同じになるはずです。

A47J37/06*(触媒*ロースター)/TXでヒットする一番古い文献

一番古い文献は、出願人が松下電気の実用新案(公開実用昭55-88723)「電気ロースター」でした。

たまたまですが、我が家で長く使っている電気ロースターと見た目が同じです。

それはそれとして。

文献中に使用されている触媒が記載されています。

煙を処理する部分を「除煙装置」と呼び、ここに二酸化マンガンを主成分とした多数の孔を有した触媒体が配置されているとされています。

二酸化マンガンに、貴金属も、少しは混じっているかもしれません。

この触媒はとても優秀で。

我が家にあるロースターの触媒は、10年以上使っていても十分に機能しています。

我が家のロースターの触媒が二酸化マンガンかどうかはわかりませんが。

この実用新案に記載されている二酸化マンガン、酸化触媒ですね。

いまでも小学校の理科の実験でやるのかな。

二酸化マンガンを触媒とした過酸化水素の分解。

Q66★二酸化マンガンにオキシドールをかけるとどうして酸素が発生するのですか?

これで、小学生の皆さんが、触媒の面白みに触れてくれていることを(淡く)期待します。

 

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